住宅づくりデザインのコンセプトにはどのようなものがある?
既存住宅となる家を購入するだけでなく、間取りもデザインも自由に決めたいというのなら、イチから住宅づくりが行えます。
今回は、イチからつくる際に頭を抱えてしまいやすいデザインの『コンセプト』とは、いったいどのようなものなのかについて解説してみたいと思います。暮らしやすさに繋がるため、住宅づくりを計画しているなら参考にしてみてください。
コンセプト
コンセプトとは、概念・発想・構想などの意味ですよね。これはデザイン住宅を計画する際にも使用できるワードです。
デザイン性の高い住宅づくりにおいては、デザイナーが設計を担当します。ブレない一貫した考え方をするために使用するコンセプト。
では、どのようなものなのかを説明していきましょう。デザイン性は後々付け加えていくので、大事になるのは『なぜ家を建てるのか』ということです。
ですから、ママや子どもに優しく、家族みんながくつろげる住宅というのも立派なコンセプトになります。
この場合にはキッズルームがあって、足腰に負担のないクッションフロアマットの床、寝転ぶことや子どもが遊べる畳のコーナーがあり、その子どもを遊ばせながらキッチンに立つことのできるオープンキッチン設備があるというもの。
旦那さんのために書斎スペースがあって、家事をスムーズにできる動線が意識されている、お掃除やメンテナンスがしやすい内装仕上げなどを組み込みます。
こうしたコンセプトに沿ってデザイン内装を提案してくれます。
ほかにも、『緑を暮らしの中に取り入れたい』『太陽の恵み、風の心地よさ、自然の力をダイレクトに感じたい』『思いっきり趣味を楽しみたい』など、住宅づくりはコンセプトがあって初めてカタチにしていけます。
施工会社について
施主にもコンセプトがあるでしょう。しかし、デザイン住宅を手掛ける施工会社側にも独自のコンセプトがあります。注文住宅でもフルオーダーでなければ、施工会社側が独自のコンセプトの家づくりを提案してくれます。
もちろん、ライフスタイルに対して、自分好みのこだわりをプラスできます。
例えば、フルオーダーにて住宅づくりをするにしても、住宅建築に関わる材料、設備などまで施主が指定するには難易度が高いでしょう。それこそ予算に見合わないため、コンセプトから反れてしまいがちに。
それならば、施主の意見だけでなく施工会社の提案も交えたセミオーダー住宅をおすすめします。基本的なデザイン住宅の仕様を施工会社があらかじめ決めている仕組みです。
1000万円でできる家づくり、これを施工会社がコンセプトとしているなら、施主はそのコンセプトに自分たちのデザインコンセプトを加えるだけで済みます。
予算に余裕があり、自分たちの暮らしをカタチにするならフルオーダー、予算内に納めながらもデザイン性を高めるならデザイナーが手掛けるデザイン住宅のセミオーダー、という考え方も一法です。
施工会社では決して自分たちの作品を押し売りすることはありません。まずは相談だけでも大丈夫。どのような家づくりをしているのか、実績をチェックしてみるのも良いでしょう。自分たちの意見を聞き入れてもらえるのかも、対応にて判断ができるかと思います。
そこから具体的に打ち合わせを進めるか、断るかを判断しても遅くはありません。
おわりに
いかがだったでしょう。住宅づくりは、施主のコンセプトを全面に打ち出した住宅づくりと、施工会社によるコンセプトに自分たちの意見を加える住宅づくりの2つがあることをご紹介しました。
一生に一度の大きな買い物です。こだわりが強いのならフルオーダーにてカタチにしてみてはいかがでしょうか。
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