ホテルライクな住宅に暮らしたい!家づくりのポイントを紹介
ホテルライクの生活は憧れるはず。家とは異なり、空間もデザインも、吹き込んでくる風までどこまでもが非現実です。時間軸さえ違ってくるでしょう。
しかし、非現実的過ぎると現実の生活に違和感を覚えることにもなります。今回は「ホテルスタイルの空間」をコンセプトにポイントを紹介していきます。
ホテルライクな住宅について
ホテルライクとは、簡単にいうと「非日常感」が漂うという内容です。ホテルスタイルの住宅とはいっても、洋風だけでなくモダン、和風などのデザインがあります。
ホテルライクを印象付けるためには、「空間の広さ」「照明の設計」など、インテリア設計がポイントです。
また、異なる素材やアクセントになる素材を組み合わせることで、インテリアに変化が表れて空間に厚みが出るともいわれています。
「ホテルライクな家づくり」というのは、基本的には非日常感を指します。
ホテルというと、白い外観に窓からは青い海が眺められるリゾートホテルをイメージする方も多いでしょう。大理石の床に、シャンデリアが飾られているゴージャスなイメージをされる方もいらっしゃるかと思います。しかし、必ずしも洋風だけがホテルライクとは限りません。
日本人に馴染み深い旅館もホテル。インテリアのテイストやデザインも洋風のみならず、モダン、和風、スタイリッシュなどさまざまです。
このようにいろいろなデザインでホテルライクの住宅が設計できます。ここからは、洋風・和風共通のポイントを紹介します。
モノを置かずにスッキリ
ホテルライクな住宅づくりを目指すなら、重要なポイントは「非日常感」です。
それなのに、モノがごちゃごちゃ置いてある「生活感」があるとちょっとかけ離れています。モノを見えないように収納する設計もポイントに。
また、スッキリ魅せるためには細かい部分にこだわりましょう。例えば、余分な家具を置かないこと。テレビだって壁掛けにするだけでスッキリ見えます。
造作家具も奥行き感のないものだったり、壁収納にするだけでもスッキリ見えます。こうしたホテルライクの内装にするためには、建築でも細かい項目が多くなりますから注文住宅で叶えられる内容です。
ホテルライクな部屋
ホテルライクな部屋というと、広く感じることがポイントです。開放感のある大きな窓、吹抜けという大きな空間などになります。
ただし、気をつけたいポイントはバランス。広くすればいいという訳ではありません。大ホールのような広い空間にポツンと1人でいて、落ち着くでしょうか。
部屋として適度な広さの設計と空間の重心の低さは重要になります。この空間の重心については、パッと見たときの目線の位置になります。高さの低い家具で揃えると「ホテルライクな空間」を演出しやすくなります。
照明設計
ホテルライクな住宅づくりでポイントになるのは照明設計です。特に「間接照明」を多用しているのもホテルスタイルです。このとき、照度を抑えて部屋を明るくし過ぎないこと。かといって、ダウンライトばかりを用いらないというのもポイントに。
これらは、内装コーディネーターと共にホテルライクなデザインに仕上げていきましょう。
さまざまな素材
床はフローリング材、壁と天井はビニールクロスが主流ですが、すべて同じ素材で仕上げてしまうと空間に変化が出ません。
インテリアに合わせて、壁にビニールクロスではなく突板、天井には羽目板などを活用して木目をバランスよく活用したり、壁や床に石材を活用するとデザインとしても洗練されます。
建具も天井まで高さのある建具にすると、空間としての統一感と高級感が演出できます。
和モダンをイメージするのであれば、正方形の畳を部分的に活用したり、色もブラックなどを選択することでホテルライクの住宅に近くなります。
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