売上ダウンに繋がっていない?業種別店舗のレイアウトづくり
店舗のレイアウトは重要です。外から見て雰囲気の良い店舗だと思っても、入口で立ち止まり、そのままお帰りになるお客さまの姿を見ることもありますよね。
その心理を探ると、店舗に「魅力がない!」ということです。
店舗側からすると、そのお客さまの行動は売上ダウンに繋がってしまい兼ねません。
そこで今回は、店舗のレイアウトで意識すべきことについて業種別にご紹介します。
意識したいこと
店舗のレイアウトについては、どこから手を付けようか、どのようにしていいのかわからずに手詰まり状態となることも。レイアウトについては以下について考えてみると居心地の良さ+売上アップに繋がる可能性大です。
・長居してもらう
・売れるスペースを作る
では、詳しく見ていきましょう。
長居してもらう
せっかくお客さまが店舗に来店しても、入口から入ってすぐにUターンして帰ってしまっては売上アップになりません。それどころか、居心地も良くないという察しが付きますよね。できるだけ店内に長居してもらえるようにレイアウトを考えましょう。
例えば、壁側に商品を配置し、店舗中央に広い空間のある店舗なら。お客さまも従業員も動きやすいでしょう。しかし、裏を返せば、入口に立っただけでどのような商品を置いてあるのかがわかってしまいます。
商品をすべて見せないレイアウトにするチラリズム作戦により、お客さまは気になって店の奥へと入店してくれます。
店舗に売れるスペースがある
入店したからといって、売上アップには繋がりません。お客さまがついつい手を伸ばして商品をカゴに入れてしまう、そのようなスペースを考えてみましょう。
一般的に手を伸ばしたくなるスペースは、入口、レジ付近、奥になります。見馴れたコンビニでいうなら、レジ付近にセール品や季節の商品、ホットスナックなどが置いてありますよね。
レジ待ちをしている際は、視線がレジ付近を見つめることに。普段は目に留まらない商品も、なぜか気になってしまい、ついつい買ってしまうことがあるといいます。
入り口付近はお客さまが最初に目にできるスペースですから、イチオシしたい商品で入店を促しましょう。
そのまま店内に進んで行くと、奥は行き止まりになりますから一旦立ち止まりますよね。そこに今度は売りたい目玉商品を置くと、お客さまの目に入りやすくなります。
業種別のレイアウト
店舗のレイアウトは業種によって異なります。
飲食店
新鮮な食材やおすすめメニューを入口やカウンター前に並べてみましょう。そうすることにより、来店したお客さまがお席に案内されて着席するまでの間、並んだ食材やお料理を見て、「おいしそう」「食べてみたい」と、興味を持ってもらいやすくなります。
また、飲食店では店内のどの位置からも、注文や声をかけたくて店内をキョロキョロしているお客さんの様子が伺える、そうした動線を確保します。
物販店
物販店の場合には商品を売ることが目的です。見やすく配置するため、大きな棚やクリアタイプの什器を用いましょう。多くの商品を見えやすくできるうえ、棚に高さがあれば、お子さまから大人までが手に取りやすくなります。
さらに商品ジャンルで区画分けをすれば、お客さまがすぐに目的のコーナーに向かえます。
さまざまな商品を見てもらいつつも、着実にレジに向かってもらうには、お買い得商品や目玉商品はお客さまが注目しやすい店舗中央やレジ付近に配置すると良いでしょう。
アパレルショップならガラス張りのディスプレイであれば、外から見えやすく、足が自然にゆっくりになったり止まることもあります。季節の商品やトレンドアイテムでコーディネートされたおしゃれなマネキンを配置すれば、自然なカタチで入店を促せます。
おわりに
店舗のレイアウトについてはスペースの作り方だけでなく、動線もポイントになります。
お客さま目線、従業員目線で動いてみて、効率よく動けるようにレイアウトを考えながら集客効果を出してみてください。
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