店舗内装デザインの施工依頼！施工会社の選択について

店舗の内装デザインは、そのお店の印象を大きく左右します。

だからこそ、「施工会社ってネットで探せばいいの？」「どのような施工会社を選べばいいの？」など、業者選びに迷うはずです。ここでは、店舗内装にスポットを当てて、施工会社の選び方をご紹介します。

投資コスト

店舗を開業する際、投資コストで大きな部分を占めるのが内装工事です。発注先の施工会社を選ぶにあたって、最低限の知識を得ておかないと大きな損失になってしまうこともあります。

はじめての店舗開業では、サービスの質を向上するための従業員の選定や育成、メニュー開発、集客などに気を取られるはず。

それに加え、理想の内装デザインをイメージしても「どのように実行するのか」が抜けてしまい、内装工事にリスクありという意識を持たないケースも。

このようなリスクが起こる原因について見てみましょう。

施工会社選びに時間がかかる

良い物件（店舗）が見つかり、出店時期のメドがついてから施工会社を探す。これはNGです。

というのも、店舗工事の発注までには、さまざまな工程が必要になります。

・内装会社を探す
・問い合わせをする
・打ち合わせ日程を調整する
・打ち合わせをする
・施工会社によるヒアリング
・店舗物件で現地調査
・施工会社から提案
・提案された内容を検討
・納得できれば発注

店舗物件が運良くすぐ見つかっても、施工会社まですぐ見つかるとは限りません。提案された内容に納得できなければ、イチから再スタートです。加えて、内装工事に思った以上に時間がかかったら…。店舗のオープン日が決まっていれば、損失も大きいはずです。

発注までのスケジュールについて理解しておく必要になります。

正しい選び方

理想的な店舗デザインのために、どのような施工会社を選ぶべきか、その基準について正しい知識をつけておかなければ、開業にこぎつけるには不安が残ります。

はじめての開業であれば、右も左も分からないはず。正しく施工会社を選べる方はほとんどいないでしょう。

施工会社と言えど、得意分野や価格帯などがそれぞれ異なります。

・物件の規模（ワンフロアなのか一軒家なのか）
・業種（飲食業界、美容業界、士業など）
・施工内容（リフォーム、リノベーションを含む）
・価格などにより、適切な施工会社を選ぶ必要になります。

デザイン専門

店舗のデザイン設計のみを行う会社です。設計士がデザインを起こし図面をつくるまでの携わりです。

メリット

・デザイン性の高い設計ができる

デメリット

・総工費が高額になりやすい

設計と施工を一括

自社で設計から施工までを行う会社です。一括して行うため、流れがスムーズに行われ、早く開業することができます。

メリット

・予算オーバーになりにくい
・お客様からの仕様変更などにも柔軟に対応
・工期が短い
・サポート体制が整っている

デメリット

デザインでは専門会社より劣る

施工メイン

店舗デザインや提案は専門会社に任せ、内装工事のみ行います。

メリット

・現場対応力が優れている
・工期が短い
・施工技術のクオリティが高い

デメリット

・提案力や設計力に弱い

施工会社の選び方

それぞれのメリットデメリットを知ることで、選ぶ基準が見えてきます。

予算的に余裕がありデザイン性を追求したいなら「デザイン会社」。価格を抑えながらも技術的こだわりがあるなら「施工メインの内装会社」。プランやデザインのイメージが固まらず、提案から施工までが不安なら設計から施工まで行う「一括施工会社」です。

いかがでしたか。それぞれの内装会社の特徴を理解して選ぶことが必要です。店舗開業を考えるなら、ぜひ、この知識を参考にしてみてください。