長く愛される家のデザインとは
家のデザインにも流行り廃りがある
家の見た目や外観を考えるうえで、
斬新で人目を引くスタイリッシュなデザインに憧れを抱くことはあるかと思います。
ただ、そうした個性的なデザインは、いつの時代も注目の的であり続けるのでしょうか。
流行に乗って珍しいデザインを採用すると、数年後には逆に“時代遅れ”と言われかねません。
そこで今回は、注文住宅を建てるうえで、
長く愛される普遍的なデザインを取り入れるにはどのようなことに注意すればよいか
解説していきます。
流行りが過ぎると“時代遅れ”になってしまう家のデザインですが、
マイホームという家族で過ごす大切な空間は、もっともプライベートが許される場でもあります。
そのため、住まいに関しても他人とは違う“自分なりの個性”を表現したいと考える人もいるようです。
ただ、ファッションの流行が毎年移り変わっていくように、
家のデザインにも流行り廃りがあることをご存知でしょうか。
ファッションであれば流行り廃りに合わせて買い替えることもできますが、
家の場合は高額な買い物だけにそうはいかないでしょう。
住宅において特に流行り廃りが激しいのは、「〇〇風住宅」というような、
他の国のデザインをモチーフにしたものが挙げられます。
たとえば南国風のように暖かい気候の国の建物や西洋風のようにヨーロッパの装飾がなされた建物を模したデザインは、
建てた当初は人目を引き、多くの人の関心を集めます。
しかし、流行りが終わるとたちまち廃れていく傾向にあるようです。
派手な外観の分、劣化も目立つので古くなった際のメンテナンスの手間も余計にかかります。
また、個性的なデザインにすると、「近隣の住宅との調和を乱す」などの思わぬクレームをもらう場合もあります。
「自分の家だから好き勝手にしたい」と考えるかもしれませんが、
その地で暮らすうえでは近所付き合いも重要です。
人間関係はデリケートな問題なだけに、家の外観が問題視されることは避けたいところでしょう。
このように流行りに乗って斬新で奇抜なデザインを採用すると、後々に思わぬ問題が発生する可能性があります。
採用すべきは飽きのこないシンプルなデザイン
自分の好みに合わせて自由にデザインをオーダーできる点が注文住宅のメリットですが、
流行を追いすぎることは得策ではないでしょう。
「自分なりの個性を出したい」と考えがちなところですが、
最初から流行り廃りのないシンプルなデザインを採用するのがベターだと言えます。
では長きにわたり多くの人から支持される家のデザインとはどのようなものでしょうか。
次回、ポイントをご紹介していきます。
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