ー住宅のアフターケアとは?長く快適に暮らすためのポイントを解説ー
住宅のアフターケアが必要な理由とは?
マイホームは一生に一度の大きな買い物と言われることが多いですが、建てた後の「アフターケア」がとても重要です。どんなに高品質な住宅であっても、年月とともに劣化や不具合は発生するものです。そのため、建築後も定期的な点検やメンテナンスを行うことが、快適で安全な暮らしを守るカギになります。
ここでは、住宅のアフターケアがなぜ必要なのか、どんな内容があるのかを初心者にもわかりやすく解説していきます。
住まいの劣化は避けられない
住宅は紫外線、風雨、湿気、地震などの外的要因にさらされています。そのため、以下のような劣化が徐々に進んでいきます。
外壁のひび割れや塗装のはがれ
屋根材のずれや雨漏り
給排水管の詰まりや水漏れ
建具のゆがみや開閉の不具合
こうした小さな劣化を放置しておくと、大きな修繕が必要になることもあるため、早期発見・早期対応が大切です。
長期的な住宅価値を保つため
住宅を将来的に売却する、あるいは次世代へ受け継ぐ場合にも、きちんとアフターケアがされている家は高く評価されます。定期的なメンテナンス記録があることで、購入希望者に安心感を与えることができ、住宅の資産価値を保つことにもつながります。
住宅のアフターケアの主な内容
それでは、実際にどのようなアフターケアがあるのか、基本的な内容を見ていきましょう。定期的な点検や修繕を行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
1. 定期点検とそのスケジュール
多くの住宅メーカーや工務店では、引き渡し後に以下のような点検スケジュールが設けられています。
引き渡し後3ヶ月〜6ヶ月点検
1年点検
2年点検
5年・10年の長期点検
この点検では、壁のひび割れや雨漏り、建具の開閉具合、設備機器の不具合などをチェックします。自分では気づきにくい不具合もプロが見ればすぐにわかることが多く、安心材料となります。
2. 保証制度と修繕の対応
住宅には、部位ごとに保証期間が設定されていることが一般的です。
構造躯体(基礎・柱・梁など):10年保証
防水(屋根や外壁):10年保証
設備機器(給湯器やキッチンなど):1〜5年保証
保証期間内であれば、修繕や交換が無料または低コストで受けられる場合があります。保証書や点検記録はしっかり保管しておきましょう。
3. 自分でできるメンテナンス
専門業者による点検だけでなく、日々の暮らしの中で自分でもできる簡単なメンテナンスがあります。
換気扇やエアコンのフィルター掃除
排水口のつまり防止のための掃除
サッシや網戸の滑り確認・掃除
屋外排水マスの落ち葉除去
こうしたこまめな手入れが、大きな故障を防ぐことにつながります。
アフターケア体制の整った住宅会社を選ぶには
住宅のアフターケアは、最初に家を建てる会社選びからすでに始まっています。充実したアフターサポートを提供している住宅会社を選ぶことが、長い目で見て非常に重要です。
チェックすべきポイント
住宅会社を選ぶ際に、アフターケアに関して以下の点を確認しておきましょう。
定期点検のスケジュールが明確か
無料点検や保証の内容が説明されているか
問い合わせや修理依頼への対応スピード
地域に密着したサポート体制があるか
営業段階でしっかり説明がある会社や、パンフレットにアフター内容が明記されているところは信頼度が高いと言えるでしょう。
口コミや評判も参考に
インターネットの口コミや実際の入居者の声も参考にしましょう。点検の際に丁寧な対応をしてくれたか、修理の対応がスムーズだったかなど、リアルな評価が役立ちます。
まとめ
住宅のアフターケアは、安心・安全な住まいを長く保つために欠かせない取り組みです。住み始めてからの定期点検やメンテナンス、そして万が一の不具合に対応できる体制を整えておくことで、快適な暮らしを維持することができます。
また、自分でできる掃除や点検をこまめに行いながら、住宅会社によるプロのアフターサポートを活用することが理想的です。これからマイホームを検討する方も、アフターケアまで見据えた住宅選びを心がけてください。
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