住宅の内装デザインはどのように決定する?ポイントを紹介
住宅の内装を考えるのは楽しい時間ですよね。家族形態や好みに合わせて自由に仕様やデザインを決めることができます。ですが、具体的なイメージをもって取り組まないと「こんなはずではなかった」といった失敗に繋がってしまうことになります。
ここでは、住宅設計の段階からしっかり検討できるように内装デザインのポイントをご紹介します。
好みのデザインテイストを決める
住宅デザインの方向性を決めなければ、何も始まりません。多くの事例をチェックし、自分たちが好きなデザインテイストを理解することから始めましょう。
内装のデザインテイストには、以下のようなものがあります。
・ナチュラル
・和モダン
・シンプルモダン
・北欧
・ブルックリンなどです。
初めにデザインテイストの方向性を決めておくと、その後、建具、設備、家具の選択肢が難なく絞り込めるまでになります。
たとえば、ナチュラルテイストのデザイン事例をチェックしてみると、シンプルで木の温かみを感じるようなインテリアに仕上がっています。天然素材の良さを十分に活かした内装デザインだといえます。
すでに住宅のテーマが決まっているなら、そのイメージからつくり込むこともできます。洗練された都会的な空間デザインだというなら、モノトーンの内装に、同じくモノトーンの家具を配置します。
収納ラックやソファの脚はシルバーに統一することで空間に一体感を感じられますし、直線的なラインが特徴的な建具により、モダンで洗練された空間に感じられます。テーマにぴったりのイメージをつくり出しやすいでしょう。
色を決める
次に、使用する色を決めます。住宅内装だからと、いろいろな色を取り入れたくなりますが、一つひとつはおしゃれな色でもバランスが悪いとまとまりのないインテリアになってしまいます。使用する色は「3色」。
これは、誰でも失敗しにくく統一感のある空間になりやすい色数です。さらに、空間におけるこの3色にはまとまりやすい割合もあります。
・70%(ベースカラー)
床、壁、天井などの内装材に使用したい割合です。
・25%(アソートカラー)
カーテン、ラグ、ソファ、ドアなどの家具や建具に使用したい割合です。
・5%(アクセントカラー)
クッションや絵画などの小物類に使用したい割合です。
一般住宅でのベースカラーは、モノトーンや木目調のブラウンなどです。主張しすぎないシンプルな色を好みます。それには理由もあって、内装をシンプルにすることで「アソートカラー」や「アクセントカラー」が引き立つからです。
これにより、家具を新調したとしてもバランスの取れた空間が保てます。
また、家具や建具などを決める際にも、このときに決める色を参考にすると良いでしょう。ですが、家具をすでに持っていたり、決めている方もいるかと思います。
その場合には、家具の色と相性の良い内装のカラーコーディネートについてはプロに相談したほうが失敗も少なくなります。同系色や同じトーンで組み合わせるなどの組み合わせ方法などを、分かりやすく提案してくれます。
素材を決める
素材によりインテリアの印象がガラッと変わります。同じような材質でまとめるシンプルな方法から、複数の材質を取り入れた奥行き感ある方法まで。
内装に使われることが多い素材についてチェックしておきましょう。
・布(カーテン)
・紙(壁紙や障子)
・金属(窓枠などの建具)
・革(ソファ)
・木(家具)
おわりに
住宅内装は、家具を配置して完成です。家具も内装デザインの一部として捉えてみましょう。機能性を重視して選んだ収納家具を配置してみてまとまりが出るでしょうか。
デザインと一緒に決めたり、住宅メーカーに依頼して造作家具を検討してみることも考えてみてください。
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