ー住宅に欠かせない断熱材とは?3つの種類と特徴を解説!ー
住宅のリフォームや注文住宅の建設時に重要となるのが断熱材です。
断熱材とは、住宅の天井や壁内部に入れる建材をいいます。室内と室外の空気を遮断する役割があり、暑さや寒さを軽減して快適な空間をつくるために重要なものです。
しかし、断熱材にもさまざな種類があり、住宅を建てるときやリフォームをする際に迷ってしまう方も多いでしょう。断熱材の種類を適切に選ばないと、後悔することもあります。
そこで今回は、住宅に欠かせない断熱材の種類を解説していきます。
断熱材の種類は無機繊維系と木質繊維系、天然素材系、発泡プラスチック系の4つです。それぞれの特徴を理解し、最適な断熱材を選びましょう。
断熱材とは
断熱材は、住宅の天井や壁の中に入れる建材のことです。室内と室外の空気を遮断し、住宅を快適な温度に保つ役割を担います。
機密性を確保すれば室温と外気温の差が小さくなり、結露を防ぐことも可能です。また、暑さや寒さを軽減するだけでなく、冷暖房の効率を良くして省エネ効果も得られます。
住宅の断熱材4種類
住宅に使われる断熱材には、4つの種類があります。
それぞれの断熱材について、詳しく解説していきますので、断熱材を選ぶ際は参考にしてみてください。
1.無機繊維系
2.木質繊維系
3.天然素材系
4.発泡プラスチック系
1.無機繊維系の特徴
無機繊維系は、鉱物を主な原料とする繊維状の断熱材です。
繊維の中に空気を閉じ込めることで断熱効果を発揮します。
〈グラスウール〉
ガラス繊維の断熱材です。湿気に弱い素材ですが、吸音性に優れています。
断熱材のなかでは比較的安価です。
〈ロックウール〉
岩を原料とした断熱材です。
グラスウールと同じく湿気に弱いため、結露などに注意しましょう。
メリットは防音性が高く、燃えにくいことです。
2.木質繊維系の特徴
木質系の素材を使った断熱材が、木質繊維系です。
機密性が高く、高い断熱効果を生み出します。
〈セルロースファイバー〉
新聞や古紙、ダンボール、おがくずなどを利用した断熱材です。
環境に優しく、防虫効果もあります。調湿性も備わっているため、結露などが出にくいのも特徴。ただし、断熱材では割高な価格で、専門業者による施工が必要です。
3.天然素材系の特徴
自然由来の素材を使用した断熱材です。
羊毛を使ったウールブレスや炭化コルクは防虫効果があり、高い調湿性と断熱効果があります。
断熱材としては高額な費用がかかりますが、耐久性もあり高性能です。
4.発泡プラスチック系
近年では注目度も高まっている発報プラスチック系の断熱材は、施工が簡単で機能も優秀です。プラスチックの中にある気泡に、ガスを閉じ込めることで断熱効果を発揮します。
〈硬質ウレタンフォーム〉
燃えたときに有毒な物質が出るため、注意したい素材です。
ただ、断熱性には優れており、お部屋の快適度は上がります。
〈フェノールフォーム〉
非常に価格が高い素材です。しかし断熱性は非常に高く、耐火性があるので耐熱性を求める物件には最適です。
〈ビーズ法ポリスチレンフォーム〉
水に強く、水分を通さない性質を持っています。
発泡スチロールと同じ素材でできており、施工のしやすさや低価格であることから、人気の高い素材です。
〈押出法ポリスチレンフォーム〉
上記のビーズ法ポリスチレンフォームとほとんど変わらない素材で、性能も大きな差はありません。
しかし、押出法ポリスチレンフォームのほうがプラスチックの粒が小さく、断熱性が高いといわれています。
まとめ:住宅に使う断熱材の選び方
住宅に使われる断熱材には、大きく分けて4つの種類があります。
1.無機繊維系
2.木質繊維系
3.天然素材系
4.発泡プラスチック系
費用や求める性能を考慮し、施工会社や業者と相談しながら最適な断熱材を選んでみましょう。
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