人気店舗の設計からヒントを得よう!動線は意識すべき?
行列店や繁盛店がある一方、閑古鳥が鳴く店舗も少なからずあります。この店舗の違いはどんなところにあるのかと言えば、「設計」です。今回は、人気店舗からヒントを得た設計に関するお話しです。
もしも店舗を持ちたいと検討中なら、ぜひチェックしてみてください。
スーパーのレイアウトから学ぶ
誰もがイメージしやすいスーパーマーケット、こちらを例にご紹介します。
スーパーマーケットの売り場は消費者の「動線」を意識した設計です。消費者が買い求めやすいように配置します。
野菜コーナーから精肉、鮮魚といった入り方(配置)になっているスーパーマーケットが多いと思います。これは消費者が効率よく「献立を考えられる」ためです。
加えて、店舗の売上げに繋がる購入頻度が高い商品については、できるだけ店内を歩いて見てもらうために最後(出口)に配置します。動線は、入口・レジ・お店の奥がそれぞれつながっていることが重要ですし、多くの消費者は長居しません。
そのため、スーパーマーケットならではのレイアウトで入店を促しながら、必要な商品プラスαをカゴに入れてもらえる工夫が必要に。タイムセール商品や目玉商品シールなどで惹きつけます。
飲食店のレイアウトから学ぶ
飲食店においてはジャンルが異なりますが、動線は2つ存在します。1つはお客さまの動きを繋ぐ「客動線」で、もう1つはホールやキッチン内のスタッフの動きを繋ぐ「作業動線」です。
この動線を考えた店舗設計ができることで、行列店や繁盛店に位置づくことに。
入り口からテーブルまで案内するだけの通路より、テーブルにつくまでにキッチン内のパフォーマンスが見えたり、おばんざいや食材のショーケースが眺められるだけで、客側はお腹が空いてくるはずです。そのような客動線を意識します。
売上につながる店舗レイアウト
サービスの質など、店舗レイアウトを作り込めば売上げにつながるとはいえませんが、押さえておきたいポイントもあるのでご紹介します。
・入りやすい入口にする
店舗レイアウトの基本は、お客さんが入りやすい入口をつくることです。
・お客さんの滞在時間を長くする
・売れるスペースをつくる
・死角をつくらない
・陳列棚は「ゴールデンライン」を意識する
特に気になるのは、ゴールデンラインでしょう。日本人は右利きの方が多く、陳列棚の右側にある商品の方が手に取りやすいと言われています。そのため、右側に意識して陳列すると、売れなかった商品も売れる可能性が出てきます。
商品の配置場所に加え、量も考えましょう。
置き方について
売れる販売店をつくるための店舗設計。配置にも工夫を凝らしましょう。利益率の高い商品こそ、店舗経営者がもっともアピールしたいところです。
店内で目立つ位置「メイン陳列棚」へ配置します。メイン棚といっても、ポイントはお客さんの目線にあった高さ、そして中央付近に置くということ。
目に留まりやすくすれば、売れ行きが伸びるといわれています。
店舗設計では動線を意識
客動線
飲食店や販売店の場合、お客さんの動線としては「長くゆったり」を意識します。せっかく来店してくれたのに、何も買わずに帰ってしまってはもったいないでしょう。「また来店したい」と思わせる動線としては、長居できるゆったりとした時間を意識することです。
作業動線
スタッフの作業動線は客動線と反対で「短く効率的」を意識しましょう。短い動線なら効率良く作業ができます。これにより、お客さんの注文や接客サービスにスタッフがすぐに対応することができます。
さらに、店舗全体に目が届くようにバックヤードも含めたスムーズな動線づくりを意識しましょう。
おわりに
人気店に共通することはお客さまに「また行きたい」「注文したい」「買いたい」と思ってもらえることです。そのためには動線、レイアウトデザイン、サービス、立地など、店舗設計だけでないポイントまで考えます。
それができる設計会社をぜひ利用してみてください。
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