短所を長所に変える!小さい店舗のデザインのポイント
都心の一等地は地価が高いことから限られた面積の中で営業している小さい店舗が多く見られます。
店内を見てみると限られた面積の中でもうまくデザインされており
必要な機能がコンパクトにつめ込まれていることに感心させられます。
今回は、小さい店舗のデザインのポイントを紹介します。
小さい店舗に求められるは設計とデザインの工夫
限られた面積しかない小さい店舗に求められるのは設計とデザインの工夫です。
面積というどうしようもない条件をどうにかやりくりする必要があるため、
設計とデザインの工夫で乗り切るより手段はありません。
本来必要なスペースがないので、どこかの空間を削って必要なスペースを作り出す、
いかにしわ寄せを少なくし狭さを感じさせないかが設計担当の腕の見せどころになります。
ムダをそぎ落として必要なスペースを確保する。
言葉にすれば非常にシンプルですが実践するとなると難易度は非常に高く、
完成したとしても使いこなすには習熟のための時間と経験が必要です。
小ささを逆手にとって武器にする
小さい店舗では小ささをマイナスではなく、
デザインする上でのポジティブなプラス用途と考えることがポイントになります。
小さく狭いというのは普通に考えればデメリットとなる場合が多いですが、
小ささを逆手に取り発想を逆転させることで他のお店にはない強力な武器になります。
飲食店なら料理人と客との距離が近いアットホームな店になりますし、
小売店なら厳選された商品だけを売るセレクトショップとして目利き力をアピールできます。
限られた条件で営業せざるを得ない小さな店舗は、
そのあり方からして非常にコンセプト性が強く他店と差別化しやすいというメリットがあります。
小ささを武器にして店舗デザインを考えると店の方向性も自ずから明確になります。
動線を減らしてスペースを有効活用
小さい店舗のデザインでは動線をどれだけ減らせるかが重要です。
人の移動経路である動線は小さい店舗にとってムダでしかありません。
客席スペースでもなるべくお客様が歩く空間を減らし、
厨房スペースではできるだけ歩かず調理から配膳、後片付けまで
すべての作業が完結するようにデザインすると機能的なレイアウトにまとまります。
まとめ
小さな店舗のデザインでは依頼者と設計者の意思疎通が重要です。
イメージを共有しコンセプトをしっかりすり合わせないと理想のデザインは完成しません。
しっかりと話し合って理想の店舗デザインを仕上げてください。
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